■ 金木犀の花咲けど
我が家の庭の金木犀が咲いた。毎年、黄色い小花をびっしりつけ、その甘い香りが通りを行く人まで立ち止まらせてしまうのだが、今年は母も私も散り始めるまで気づかなかった。
メリーは発作から1週間でなんとか散歩に出られるようになったが、まだ、目が離せない。そのため、家にいることが多いのだが、家にいてもゆっくり庭を眺める余裕がなくなっていたのだ。
玄関に足音がすると、お隣の老夫婦の苦情ではないかとビクビクしてしまう。何しろ、最近はほとんど叫び声のような大声で訴える。その内容は我が家の庭の木々がどんなに災いを及ぼしているかという不思議なものだった。
■ 堂堂巡りの日々
「我が家の庭でそんなに困るのなら、警察に相談してみれば・・」と提案したこともあったが、「お宅が行きなさい。きっと、どんなに間違っているか、教えてくれますよ」と言い返すだけだった。警察は老夫婦なのだから、分からないことを言っても穏便に、と全く取り合おうとしない。
だから、我が家の玄関先では、時々大声で苦情を一方的に言いまわる老夫婦が徘徊しているという状態が続いていた。お隣の大声での主張は、何か意見する人にはその場で直ちに矛先が向けられる危険なものだったから、ご近所も見て見ぬふりだった。
こうして、落ち着かない日々が流れた。
■ 一戸建ては4人家族用?
もちろん、母も私もあせってはいた。早く引っ越したい気持ちは募った。
「家を買う予算を見直しましょうか」と私は母に持ちかけた。
私の仕事の資金としておいてあるお金を加えて、予算をもう少し増やして探したら、いい家が見つかるかもしれない、と。広さもきちんと4LDKくらいと考えたほうが探しやすいようだ。
人間ふたりに犬一匹、小動物数匹で住むのだから、とこじんまりした家を想定し、予算もそれなりにと考えていたが、一戸建ては4人家族くらいを想定した大きさがほとんどだから、どうしても理想にぴったりくる家が見つからない。
予算内である売り家は、大きさは4人家族でも十分の広さだが、とてつもなく古かったり、ものすごい急斜面のある家だったり。
概して、広すぎる、古すぎる、街から遠すぎるのだ。
「しかし、そのお金はあなたが必要でしょう」と母。
「今のところは大丈夫。とにかく、気持ちよく引っ越せる家を早く見つけないと、カラダに悪いわ」と私は主張した。
こうして、新たな拡大予算での家探しが始まった。
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コメント
お察し致します、最後に一度テープに録音し聞かせる、高飛車に出る等反撃してみては如何でしようか、弱気でいると何所にでも似た人はいます
投稿: 菅谷紀捷 | 2006/11/10 18:08:06
確かに、弱気ではいけませんね。
似たような人は本当にどこにでもいると思います。私も、いろいろしてみましたが(日記に全部を書くのは無理なので、ほんのさわりしか紹介できませんが)、結論から言うと手を打つのが遅すぎたようですし、相手も超ド級クラスでした。コメント、ありがとうございました。
投稿: レベッカ | 2006/11/18 13:57:43